アイスクリーム
タンポでカラフルアイスクリームを作ろう！
◆ 技法
・タンポ（ポンポンスタンプ）
・クレヨン描画
・貼り絵（アレンジトッピング）
◆ 対象年齢
3歳〜5歳児
◆ 季節
夏（6月〜8月）
◆ 所要時間の目安
約30〜45分（導入含む）
◆ ねらい
・手首や指先を使って、道具を使った表現を楽しむ
・色の重なりや混色などに気づき、視覚的な楽しさを感じる
・自分の意志で選び・表現する体験を通して、創造性や自己肯定感を育てる
★補足説明★
この製作では、道具（タンポ）を使って色をつける経験ができるので、筆とは違った感
触や表現が楽しめます。
力の入れ具合で色の濃さが変わったり、色と色が混ざったりするのも魅力のひとつです
ね。
また、コーンとカップを自分で選べるようにしておくことで、子どもたちの「自分で決
めて表現する力」が育まれます。
模様を描いたり、好きなトッピングを選んだりする過程もすべて表現活動の一環です。
何味のアイスにする？と声をかけることで、想像する楽しさも広がります。
言葉で自分のアイディアを伝える練習にもつながりますよ。
自由な発想や、自分なりの工夫を大事にしてあげたい製作です。
保育者は“手を出しすぎず、でもしっかり見守る”姿勢がポイントです。
◆ 根拠（保育所保育指針より）
・「自己を十分に発揮しながら、豊かな感性や表現する力を養う」
（保育所保育指針 第2章 第2節 3）
・「自ら関わりながら見通しをもって行動しようとする態度を育てる」
（保育所保育指針 第2章 第3節 3）
◆ 導入
・絵本『アイスクリームのくに』など
・歌「アイスクリームのうた」
・お話「今日はお店やさんごっこしよう！どんなアイス作る？」
◆ 導入の根拠
・「子どもが見通しをもって活動に取り組めるよう、生活や遊びの流れをわかりやすく
することが重要」
（保育所保育指針 第2章 第3節）
・「身近な事象や経験をもとに想像力を働かせ、表現しようとする態度を育てる」
（同 表現）
◆ 準備物
・画用紙（アイス・コーン・カップ・スプーン用）
・タンポ（スポンジや丸めた布）＋絵の具
・クレヨン
・のり
・トッピング素材（折り紙、スパンコール、シールなど）
・はさみ
・ネームペン
◆ 製作手順
- アイスの形を画用紙で用意
- タンポで色付け（2～3色）
- コーンかカップを選ぶ
- コーン：クレヨンでチェック模様
- カップ：自由な模様 - スプーンを添えて名前を書く
- トッピングを貼る
- 全体を貼って完成！
◆ 製作のポイント
★ タンポの押し方を自由に！
★ 選ぶ過程で主体性を育む！
★ トッピング素材の感触を楽しむ！
★ 言葉のやりとりで想像がふくらむ！
★ 汚れることも含めて楽しめるよう準備！
◆ 遊びの展開
・アイスクリーム屋さんごっこに発展
・色の名前遊び（例：これは何味？）
・「こんなアイスも作ってみたい！」という発展遊び
◆ 子どもの自由度
◎とても高い：色・押し方・カップorコーン・模様・トッピングなど自由に選べる場面
が多数
◆ 手指の汚れ具合
△やや汚れる（タンポ使用により）
→エプロン＆おしぼりの用意推奨
◆ おすすめの時期
梅雨明け～夏本番（夏祭り製作にも◎）
